書店員Nの命削ってオススメします! 番外編(4)
2007年私的コミックランキング編
はい、というわけでお正月も三ケ日を過ぎて何を今更2006年ランキングだコノヤローという話はさて置いて、今回は書店員N的コミックランキングベスト10です。
え? 去年と書き出しがまったく同じ?そうだね、まあつまりアレだ。確実に去年より今年の方が追い詰められてるってことだよ。
みんないい大人なんだからそのへんは察するべきだと思うな僕は。
そんなこんなで2008年もよろしくな!!
1位:ヒャッコ / 単行本第1巻~第2巻発売中
もうしょうがないですこれは。
だってそれぐらい衝撃だったんです。
なんつーか、新しい才能ってやっぱり完全に枯れることはないんだなーと、しみじみ思いましたよ私は。
でもこの作家さん、その凄さを言語化するのが本当に難しいんだな…。というわけで一位です。そんなことぐらいでしか、僕の貧相なボキャブラリーではこの衝撃を表現できないのです。

- タイトル
- ヒャッコ (2)
- 著者
- カトウ ハルアキ
- 発行
- ソフトバンククリエイティブ
- 発売日
- 2007-11-12
- 価格
- ¥588(税込)
2位:あいたま / 単行本第1巻~第2巻発売中
今年は師走冬子イヤーでした。
いや、はまったタイミングはもっと前だったんですが、今年はあいたま2巻の樹里ちゃんの表紙が全てを決めました。
この人も魅力や面白さを人に伝えるのが物凄く難しい作家さんなのですが、あいたまは樹里や雪乃といった良い意味でのわかりやすい萌えキャラが登場するので、この作品を導入に師走作品を人にススメやすくなったのがありがたかったです。
個人的には樹里のキャラ造形はナギ、かがみと並ぶマンガにおけるツンデレの最高峰だと思います。

- タイトル
- あいたま (2)
- 著者
- 師走 冬子
- 発行
- 双葉社
- 発売日
- 2007-11-12
- 価格
- ¥680(税込)
3位:だって愛してる / 単行本第1巻~第2巻発売中
去年の燃えるような激しい出会いから一年、今年はじっくりとむんこ作品と向き合った年でした。
『らいかデイズ』も相変わらず安定した面白さでしたが、今年はやはりこの作品を推さざるを得ません。
あとがきで作者本人も書いてましたが「だって愛してる」と言われればそれはもう二の句が告げませんよ。
本編を読んだ後にタイトルを見てるとしみじみこみあげてくる、不思議な幸福感。こんな作品他にありません。

- タイトル
- だって愛してる (2)
- 著者
- むんこ
- 発行
- 芳文社
- 発売日
- 2007-11-07
- 価格
- ¥600(税込)
4位:メイド諸君! / 単行本第1巻~第3巻発売中
鳥取様がなー。もうとにかく鳥取様ですよ。
濃度100パーセントの真性オタクにも関わらず、ちゃんとカッコいいという奇跡の男の子だったのに。
「好感が持てるオタク」などという相反する主題を矛盾無く体現した、空前絶後のオタクだったんですよ鳥取様は。
ああそれなのにそれなのに。土下座しながら「なんで処女じゃなかったんですか!!」って! このシーンを発注書に載せてくるワニの営業も凄いと思います。

- タイトル
- メイド諸君! (3)
- 著者
- きづき あきら/サトウ ナンキ
- 発行
- ワニブックス
- 発売日
- 2007-10-25
- 価格
- ¥609(税込)
5位:ちょこっとヒメ / 単行本第1巻~第3巻発売中
唯一の去年に続いてのランクインですが、これはもう2巻のにいちゃんとはなればなれエピソードの壮絶さに尽きます。
基本的にこのマンガ犯罪的なまでのネコたちのかわいさが全てなんですが、そんな犯罪的にかわいいヒメが、さびしさのあまり錯乱して爪が折れるほど木をかきむしるシーンはもはや凄惨です。
ヒメたちが擬人化していても決して人間ではないからこそ、胸に迫る場面です。

- タイトル
- ちょこっとヒメ (3)
- 著者
- カザマ アヤミ
- 発行
- スクウェア・エニックス
- 発売日
- 2007-10-22
- 価格
- ¥500(税込)
6位:ゆるめいつ / 単行本第1巻発売中
もう何度も何度も何度も何度も書きますが、ゆるめの黒目が怖いんだって!
角川書店刊の『日常』は異次元の怖さですが、この『ゆるめいつ』は虚無の怖さです。
昔『あずまんが大王』は死後の世界だと評したマンガ評論家の方がいましたが、あんなの全然彼岸のこっち側だって。
『ゆるめいつ』なんかもう三途の川も渡りきって閻魔様の所に行く途中で迷子になって、そのまま気が付いたら300光年経ってましたぐらいあっち側だよ!!

- タイトル
- ゆるめいつ(1)
- 著者
- saxyun
- 発行
- 竹書房
- 発売日
- 2007-07-06
- 価格
- ¥680(税込)
7位:家族ゲーム / 単行本第1巻~第2巻発売中
あのですね、もう少しでですね、兄の尚武と妹の由寿が「やる」と思うんです。
もうそれしか展開的に残されてないと思うんです。キスして下着チラ見せして腕組みして告白までしたら、もういくとこまでいくしかないでしょ!
だからね、なんか突然出てきた後輩の女の子、君はもう下がりなさい。
君は兄と腕組みした所を目撃させて、妹をヤンデレ化させる為の当て馬なんだから。ちゃんと空気を読んで。妹といつしか友情がとかそういうの誰も望んでないからッ!!

- タイトル
- 家族ゲーム (2)
- 著者
- 鈴城 芹
- 発売日
- 2007-06-27
- ¥819(税込)
- 予価未定
8位:ハヤテのごとく! / 単行本第1巻~第14巻発売中
はっきりいって単行本が累計750万部も出てアニメも3クール目に突入するような作品は、たとえどんなに大好きでも僕のプライドにかけて紹介しませんよ!
でもね! でもですね…あーもうサキさんがいけないんだー。なんでそんなにこっちのツボばっかり狙ってくるんですかー。
年の離れた姉兼保護者のメイドってだけで危険球なのにー、「若にはまだ早いと思います」とかもうどんだけー。
やっぱり若の筆おろしは当然サキさんなわけですよねー、母であり姉である存在から恋人へ……あーもうどんだけー! どんだけー!! どんだけー!!!

- タイトル
- ハヤテのごとく! (14)
- 著者
- 畑 健二郎
- 発行
- 小学館
- 発売日
- 2008-01-12
- 価格
- ¥410(税込)
9位:SKET DANCE / 単行本第1巻~第2巻発売中
あーまたメジャーどころを……。
密かにジャンプとかは紹介しないのが個人的な矜持だったのに……。
でもこの作品で初めて『P2!』の終了とかに涙してた人達の気持ちがわかってしまいました。
たぶん今これが唐突に終わったらちょっと泣くと思う。やっぱあれだよねー、古典的だけど孤独なヤンキー女はいいよなー。
鮎川がツンデレの元祖というのはけだし名説だよねー。ところで昔ジャンプでやってた『ガクエン情報部HIP』って知ってる?

- タイトル
- SKET DANCE (2)
- 著者
- 篠原 健太
- 発行
- 集英社
- 発売日
- 2008-01-04
- 価格
- ¥410(税込)
10位:キャノン先生トばしすぎ
今までこのコラムでは18禁モノは紹介しないようにしておりました。まーうちのお店年齢層が意外に低いので、一応大人の責任としてセーブしてたわけです。
でもねー、この作品に関しては別! だってこのマンガぜったいそういう使用に向いてないから!
はっきりいって僕下半身丸出しにしながら読んでて、気が付いたら正座してましたよ! 丸出しのまま! しかもちょっと涙ぐみながら!!
最終回のキャノン先生の慟哭は、きっと同じ悩みを抱えている女子小学生に痛烈に響くと思います。
てゆーかいねーからそんな小学生!!

- タイトル
- キャノン先生トばしすぎ 初回限定版
- 著者
- ゴージャス宝田
- 発行
- オークス
- 発売日
- 2007-12-14
- 価格
- ¥1,365(税込)











