書店員Nの命削ってオススメします! 『ラノベ神殿!』SP(2)
たまにはラノベも命削ってオススメします! 第2回『オオカミさんと七人の仲間たち』
たまにはラノベも命削ってオススメします!第二回『オオカミさんと七人の仲間たち』
巷では『狼と香辛料』のホロにみなさん夢中のようですが、同じ狼でもこっちは改造セーラー服にかわいらしいねこねこナックルが大変凛々しい、オオカミさんこと大神涼子さんがヒロインのライトノベル、『オオカミさんと七人の仲間たち』を今回は紹介しようと思います。
しかしあれですね、『狼と香辛料』コミック版に出てきた乳首も『花粉少女注意報!』で描かれた乳首も、小梅けいとが描いた乳首という意味では同じ乳首なのに、ホロの乳首が見えたというだけでこんなにも興奮してしまうのはなぜなんでしょうかね?
別に同人誌でもっと過激な、ロレンスらめじゃあ! そこは、そこは違う穴じゃああ!! とか読んでも冷静に対処できるのに、ちょっと冒頭の出会いシーンでアニメでは髪に隠れてた乳首がマンガ版で見えたというだけで、こんなにも上へ下への大騒ぎになるのは不思議ですよねえ。
とまあそんなわけで、あくまで今回は『狼と香辛料』じゃなく『オオカミさんと七人の仲間たち』の話なんですが、残念ながら大神さんは乳首はさらしません。あとついでにいうと大神さんは貧乳です。
大神さんのパートナーで同居人の赤井林檎さんも、見た目小学生にしか見えない容姿を裏切らない貧乳ぶりで、まあ、なんというかそっち方面が好きな方にはたまらないラインナップなのではないでしょうか。
この二人が所属する御伽学園相互扶助協会、通称御伽銀行を舞台に、学園に起こる様々な事件や災難を解決していくわけですが、まあそういうお約束な基本設定はひとまず置いておいて。
大神さんは見た目ヤンキーです。背が高くて髪が長くて男らしくて気の強い、昭和の由緒正しい孤高のヤンキー像、そうまさに「きまぐれオレンジロード」の鮎川まどか的正統派。
そして僕は何度も何度もこのコラムで主張してますが、そーいう気の強い凛々しいお姉さんが、敵の不良男子生徒とかに嬲られて心が折れて自暴自棄になってでも最後は主人公の男の子に癒されるみたいなパターンが大好きなんですぅううう!!
で、この大神涼子さんも、本当は弱い心に何重も嘘の毛皮をかぶっていたのが、クライマックスの監禁シーンで剥がれ落ちそうになります。過去のトラウマが顔を出し、心のバランスが崩れて恐怖が身体を支配しようとします。
あんなに、あんなに強くてえらそーで誇り高い男の子みたいな女の子が、一瞬だけ目尻に涙を浮かべるのです。
あーたまらん!! ヤバイなんか体が意味も無くゾクゾクしてきた!! おかーさんおかーさん! なんか熱出てきたアイスノン買ってきてえ!
人気のない倉庫で集団の野郎に囲まれたことで蘇るトラウマ。しかもそれは大神さんが中学に上がる前に起こった出来事らしい。
なんだろ? なんだろ? ドキドキするなあワクワクするなあ。乳首どころのレベルじゃねーぞこれ! そんな過去を乗り越えて気丈に振舞ってるかと思うと、ますますその強がりが愛らしく見えてくるなあ。
ちなみにその時何が起こったかの概略は三巻ぐらいで早くも判明します。
もしそこまで読み進めて、勝手に膨らませてた期待や妄想と違っていても僕を責めないで下さいね。

- タイトル
- オオカミさんと七人の仲間たち
- 著者
- 沖田 雅
- 発行
- メディアワークス
- 発売日
- 2006-08-10
- 価格
- ¥ 599(税込)











